2018年7月

「地域の居場所づくり」

平成29年10月より、地域の課題を分析し住民の方と一緒に地域づくりを行う「生活支援コーディネーター」業務が清雅地域包括支援センターに加わりました。担当圏域は、中里・旭が丘・下宿です。清瀬市人口は7万5千人弱で、高齢化率は27.8%、多摩26市でも上位3位に入る高齢化率となっており、清雅苑の圏域の高齢化率は30.5%になります。住居戸数が多い旭が丘団地や台田団地があり、年々高齢化が進んでいる地域です。
地域の支え合いの活動として、5月25日に旭が丘地域を対象に介護保険の勉強会と支え合い体験会を、6月16日には旭が丘分譲団地管理組合にて、地域包括支援センターの役割と地域課題についての勉強会を開催しました。支え合い体験会では 手が足りずに困っていることをカードで表し、それを「困ったこと」のままではなく地域の中で解決することができないかについて考えるといった 具体的な支え合いの形を参加者の方に感じていただくような取り組みも実施しています。

20180731_01(支え合い体験会の様子)

20180731_02(勉強会の様子)

旭が丘地域では継続した地域づくりの勉強会も開催しており、課題として挙がっている「地域の居場所づくり」に取り組んでいますが、その中でいつまでも元気な生活を送っていただくために、推奨されているのは以下の「3つの活動」です。
①趣味活動やボランティア、自治会や老人会などへ参加する「社会参加」
②介護保険だけではない、住民同士で買い物や掃除などの家事をお互いに助け合う「生活支援」
③健康体操教室やウォーキングなどの「介護予防」。
これらの活動を地域の実情に応じ調整していくことが、生活支援コーディネーターの仕事になります。地域では現在 自分のため、人のため、地域のために活動する地域住民の方がたくさんいらっしゃいます。その方々のお力も借りながら、住み慣れた清瀬の地でいつまでも健康に過ごしていただけるよう、一緒に地域づくりを行っていきたいと思います。

清雅地域包括支援センター 生活支援コーディネーター 鈴木智博 

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